ハロウィンが終わると街は一気にクリスマス色が強くなってきますね。
大人になると子供の頃のようにクリスマスだからと言ってプレゼントを楽しみするとか、ケーキを食べるなんてことはしなくなります。
20代、30代は恋人と過ごしたり、友人とパーティーをしたり、クリスマスを一人で過ごすのは絶対に嫌という気持ちでした。
40代になると、クリスマスは普通の日となんら変わらない日常となっています。仏教徒のくせにだいたいクリスマスを祝うっておかしくない?なんて考えたりします。
そんなひねくれたことばっかり言っている自分もひとつだけクリスマスらしいことをします。
それはドイツの発酵菓子シュトーレンを焼くことです。
以前、通っていた料理教室で習ってから大好きになったのです。
シュトーレンとはドイツ語で「坑道」という意味だとか。
その真っ白な形は、キリストが寝た ゆりかごとか、おくるみにくるまれた姿、キリストが生まれた時に使った枕の形など様々ないわれがあるのです。
発酵させるため、パン屋さんで売られていることが多いですが、最近はケーキ屋さんにもありますね。
ラム酒やブランデーなど、洋酒漬けしたドライフルーツやくるみなどを混ぜ込んだ生地を細長い枕のような形に焼き上げて、粉砂糖を振って真っ白に仕上げます。
クリスマスの1ヶ月ほど前から少しずつ切って食べ、クリスマスが来るのを待つというのが本場ドイツの食べ方ということです。
ただ、自分が作るシュトーレンは本場のシュトーレンほど長持ちはしません。
そのため焼いてから1週間ほどで食べ切るため、クリスマス前の週末は必ずシュトーレンを焼き、ウィークディに食べ、また週末に焼くというのを繰り返します。
夕食後に何故か日本茶を飲みながら食べるのが美味しいのです。
自分で焼くのであれば、食べたい時に焼いて食べることも出来るのですが、やっぱりシュトーレンはクリスマス前に食べるものなんです。
雪が降ると、今年もそろそろ、シュトーレンを焼く頃だなあと思います。
昨年はいちじくを入れてみましたが今年は何か別のものを入れてみたいなあと思っています。