パレットの調達の仕事

最近久しぶりに倉庫管理の部署に異動になりました。
以前も所属していた部署だったんですが、その時には急に他の部署で増員要請があって複数の人たちが異動しました。
この部署は2年ぶりですが、当時の人たちも多く残っていて再会が懐かしく、また楽しく仕事が出来そうです。
以前の経験を知っている上司の方の元で仕事をすることになり、今回は複数の倉庫の管理を任されることになりました。

早速上司の人から初仕事を任されました。
パレットの調達です。
取引先からパレットを変えてほしいという要望があったようです。
これまでは木製パレットを使っていましたが、取引先の事情が変わり衛生面を厳しくされることになったようです。
こういった場合、予備のプラスチックのパレットを本部から入れ替えたりするのですが、大口の取引先で予備のものだけでは足りないそうです。
新しくパレットを追加するのですが品質と価格のバランスが必要なので、私が費用も含めて調達の作業をすることになりました。

新品のパレットを探しましたがプラスチックパレットは木製パレットに比べて単価が高く、大量に購入するとなるとかなりの費用がかかってしまいます。
本部のパレット用予算はかなり取ってもらっているんですが、その予算の半分以上を使ってしまうことになり、今期の期間を考えると現実的ではありません。

そんな時、新品パレットの他に新品と同種類の中古パレットを多く扱っている業者さんを見つけました。
中古パレットを扱う業者さんはこれまでもいくつか見ていて、製品の状態のバラつきが少し気になっていました。
でもこの業者さんは新品とさほど変わらないパレットを中古で販売していて価格もかなり安く販売していました。

問い合わせて状態を確認すると、豊富に在庫があり今後も安定供給が出来るという有り難いものでした。
理由を聞くと、ある会社で使ったパレットを新品との入れ替えを定期的に行っている会社があり、中古のものも他社では需要があるので私の会社の発注量なら対応できるとのことでした。

プラスチックパレットは高価なので今回だけの対応にしようと思っていたんですが、上司と相談して予備のパレットを多めに確保しておこうということになりました。

良い業者さんを見つけることが出来て、私の初仕事も無事に終えられました。
今後もこの部署で楽しく仕事をしていけそうです。

「フォトリソグラフィ」という微細加工

「フォトリソグラフィ」という言葉はご存知ですか?
耳慣れない言葉ですが、日常生活を見渡せば、むしろ溢れかえっているくらいの技術です。ビジネスやプライベートで用いるスマートフォン、タブレットPCや居間に置いてある薄型テレビなど、探せばどんどん出てくるでしょう。もちろんモニターですから、自動車など液晶パネルなども例外ではありません。
意識をしだすと、どれだけ「フォトリソグラフィ」が溢れかえっているか分かりますね。

名前のとおり、(photo)技術を用いて、基板に画像パターンを刻み込む技法(lithography)なのです。フォトレジストという感光性樹脂で、マスクパターンを転写して、露光されている部分とされていない部分をつくるのです。そして、そのパターンを利用して光によって微細加工を行うのです。
特に半導体分野では「フォトリソグラフィ」の貢献度は高いのです。半導体の製造には膨大な作業工程があり、「フォトリソグラフィ」は一工程にすぎませんが、もっとも重要な技術であることに間違いはありません。

微細加工はそのものが高度な技術力を要求されます。半導体分野ではナノメートル単位で、パターンを刻み込むことが要求されますので、もはや人間の知覚の範囲ではないのです。

我々の生活を豊かにしているスマートフォンこそ「フォトリソグラフィ」の代表的製品といっても過言ではありません。写真撮影にしても、動画の視聴にしても切っても切り離せないほどに浸透しています。
生活に密接にかかわっているからこそ、これからも伸びしろが期待できる重要な技術なのです。