お金をもらって料理を提供するとなるとそういうわけにはいきませんが、自分のために料理するとなると好き放題なレシピで作ることができます。
つまり、参考にするレシピなどがあるとしても自由にアレンジできるということです。
レシピ通りにきちんとすると技術のおぼつかないところがあるにしても、それなりのものができると思います。
でも自分のために料理するならそれでは退屈だな、と思うことがあるのです。
私は基本的に誰かのために料理する、というならきちんとしようと思いますが、自分のためだけだとどうしても簡単に済ませたくなるクセがあります。だからカップラーメンなんかで夕ご飯、レトルトカレーで夕ご飯ということでもいっこうに平気なのです。
でもそればかりでは栄養バランスが偏るのはわかるので、やっぱり料理しないといけないのです。
だから、好き勝手にレシピをアレンジしながら料理するのは「次に家族につくるときの練習」と思えば苦になりません。
そんな最近の「思いつき料理」のヒットはトマトのチーズ焼きでしょうか。
思いつき、というよりは以前どこかできちんとしたレシピを見た印象が残っていたんだと思います。
このときはトマトを適当な大きさに切ってからフライパンで焼き、耐熱皿に移してからブルーチーズとチェダーチーズをのせてグリルで焼いただけです。
チーズの塩気もあってか、他に何も味をつけなくてもいい感じの一皿になりました。
自分の分、として用意したものですが、すでに昼食を済ませたはずの夫も欲しがったので少し分けてあげました。
「これ、美味しい」と好評だったので、次の日のランチにはトマト・マッシュルームで作りました。
結局は「お肉なしのミートソースみたいなもんだな」という感じですが、トマトの他にいろんなきのこ類やなすび・ズッキーニなんかをあわせても美味しそうです。
ポイントは数種類のチーズを組み合わせて使うことだと思います。
私はブルーチーズが苦手なのですが、他のチーズと混ぜあわせて焼くことで独特の強い個性が味の引きたて役になってくれているような気がします。
こういう発見があるから思いつくままにつくる料理、が好きなのです。