名医は個性派揃い?評判の良い整形外科で思ったこと

初めて整形外科に行ったのは高校生の時でした。
当時、部活の最中に腰痛を発症し、母が知人に教えてもらったと言う評判の整形外科に行くことになりました。
そこは個人の整形外科病院だったのですが、中は患者でかなり混雑しています。
さすが流行っている病院はすごいなと思って待っていると、肩を脱臼した男性が入ってきて「救急なので先に見てもらいたい」と受付で交渉を始めました。
すると奥から先生らしき人が現れ「みんな同じく我慢して待っているんだからそれはできない」ときっぱりと断りました。
そこで患者さんと先生の間でちょっと言い合いになりましたが、結局男性は帰っていきました。

1時間ほど待ってようやく私の名前が呼ばれました。
診察室に入っていくと、先ほど言い合いをしていた人がいて、やっぱりこの怖そうな人が先生だったのかと思いました。
症状を説明すると「そんなことは聞いていない」とか「いらない情報は話さなくていい」とか、気難しいと言うか偏屈な先生でした。
こんな人間性でもこれだけ込み合っているのだから、腕は良いんだろうと思いましたが、体を動かす診察でもまるで鬼コーチのように「まだまだっ」「もっとできるだろう」とか言ってきます。
痛いから来ているのに、何でこんなハードな診察なの?と疑問を抱きつつも、整形外科ってこんな感じなのかなと、必死に食らいついていきました。
診察の結果は「ぎっくり腰」で、注射してもらいましたが、それ以後はその病院を訪れることはしませんでした。
当時17歳の自分にとって、その先生はあまりにも強烈すぎたのだと思います。

若い頃に痛めた部分というのは、年齢とともに弱ってくるもので、その後も何度かぎっくり腰になることがありましたが、整形外科には行かずに治療していました。
整体や鍼、カイロプラティックなど様々なところで治療しましたが、整形外科に行く気にはなれませんでした。
自分でも思った以上に、初めて行った整形外科の印象が悪かったようです。

20代も後半になったある冬、地下鉄の階段から転げ落ちてしまいました。
転げ落ちると言うよりは、まるでリュージュの選手のように滑り落ちました。
靴の裏に着いた雪で滑ったようでしたが、なんとか起き上がりそのまま出社しました。
しかし時間の経過と共に症状も悪化、まるでムチ打ちのような状態になってきました。
周りに相談すると、評判の良い整形外科があるからそこで診てもらうようにとすすめられました。

さすがに症状からして整形外科に行くしかないと観念し、紹介してもらった病院に行くと、なるほど待合室はかなり込み合っています。
名前を呼ばれ待っていると隣の診察室の会話が丸聞こえでした。
その会話から何か軽そうな先生だなと感じたのですが、実際に診察されるとそれは確信に変わりました。
何か名前聞いたことあるぞ(初めての受診です)とか、落ちた状況のわりには無事そうじゃん(無事じゃないからここに来ているんです)とか、しまいに温湿布と冷湿布の使い方も、自分がいいように適当に使ってよ、と言う始末でした。

しかし、会社からも近く電気やマッサージを受けられるリハビリ施設があるので、その後もちょくちょく通いました。
ある時、ぎっくり腰になりレントゲン写真を見ながら先生が、股関節の形が良くないと言いました。
当時はなんの症状もなかったので、気にも留めていませんでしたが、その後先生の言う通り股関節痛に悩まされることになりました。
それなりに腕の良い先生だということは分かりましたが、なぜに評判の良い整形外科の先生はこうも個性派揃いなのだろうと思わずにはいれらませんでした。

椎間板ヘルニアの恐怖

1人目出産から腰痛がひどくなりました。
もうアラサーという事もあるので、体に徐々にガタがくるのは仕方ないとは思いますが、この腰痛、産後、そしてもうだっこが終わる時期にはなおるだろうと思っていたのですが、甘かったです。
どんどん痛みは激しくなってきて、いつか椎間板ヘルニアになってしまうのではないだろうかという恐怖が最近頭をよぎります。
私の周りでは、椎間板ヘルニアになった人が何人かいます。
いずれも手術はせずに通院と、サポーター、それと自宅療養のような形で「治した」のですが、本当に完治しているかどうかはわかりません。
でも、彼らの椎間板ヘルニア全盛期の痛みの凄さは間近で見ていた事もあり、その痛みとつらそうな顔が頭によぎります。
「私もいつかああなってしまうのだろうか」と、嫌なイメージがわいてきてしまうのです。
そして、今現在、2人目を妊娠中です。
1人目はもう2歳半ですから、だっこはほぼ必要としないはずなのですが、妊娠してからというもの「だっこだっこ」ということが増えてきました。
おそらく既にやきもちを焼き始めているのでしょうが、さすがにもうお腹も大きくなってきて、13kgもある息子を抱っこするのはきついです。
でも、それを拒み続けているのもかわいそうなので、時々抱っこするのですが、もう体中に激痛が走ります。
まるで重量あげのオリンピックの選手になった気分です。
「とにかく持ち上げて耐えろ!」と自分に言い聞かせています。
妊娠中という事もあって、普通にしていても腰が痛いので、これは椎間板ヘルニアの始まりかもしれないと思ってしまいます。
もちろん、妊娠中の腰痛はつきものだというのは分かるのですが、立っている時にドンッと激痛が背中からお尻にかけて走り、その時は立っていられないので、もしかしたらこれがぎっくり腰か椎間板ヘルニアの始まりなのかもしれないと、いつもびくびくしてしまいます。
産後には整体に行って体を整えたいです。

歯槽膿漏の治療

少し前から歯茎が腫れていて市販薬を歯茎に塗ったりしていたんですが、とうとう我慢できなくなり治療を始めました。
近くの歯科医を受診して調べてもらうと何と歯槽膿漏という診断・・。
名前だけは知っていましたがまさか自分がそれになってしまうとは。
結構ショックでした。
程度もかなり重いもので、前歯の横3本目の歯が少しぐらついているとのこと。
確かに自分で触ってみると他の歯と違うのがわかりました。
レントゲンを撮ってもらうと、歯茎の中にまで歯石が入り込んでいて、普通の歯石除去では取れないそうです。
これが細菌の原因になって中に入りこんでいるので歯槽膿漏の原因になっていると言われました。
治療としては歯茎を切開してきちんと歯石を取り除く必要があると言われました。
また揺れている歯は少し人工骨で補った方が良いということで同時に手術で補強するそうです。
診断したその次の回に手術と言われ、なんか治療がすごい速度で進んでいくことに驚きました。
そして1週間後、いよいよ手術の日になりました。
歯の手術などそれまでしたことがありませんでした。
歯の付近は麻酔が効いているので痛みは無いんですが、唇は感覚があるので、先生が最後に縫合している糸が口に当たって、「あぁ今縫ってるんだ」というのがわかりました。
処置が終わったあと舌で触ってみると確かに糸らしき感触があります笑。
1週間後にまた受診して抜糸をすると、歯茎の痛みも完全に治まってきました。
歯茎自体も以前のような痛みに悩まされることも無く、鏡で見ても普通の色に戻っていたのでホッとしました。
先生曰く「歯がグラグラな時点で受診したのでギリギリ間に合ったんですよ」だそうです。
これ以上放置していると歯茎がさらに悪化し歯が抜けていたそうです。
怖すぎます・・。
それからは月一回歯科医に通って歯石取りと細菌の洗浄をしています。
細菌はまだまだ歯茎に入ると危ないそうです。
歯磨きの仕方も指導してもらい、今まで磨いてきたやり方がいかに間違っていたかを知りました。
これからは年を取っても歯が抜けないように歯磨き頑張ります。